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2013/9/4

経済産業情報

ドイツ鉄道、スマホ向けアプリ機能を充実

この記事の要約

ドイツ鉄道(DB)は8月27日、乗り換え案内・運行情報などを検索できるスマートフォン用アプリ「DBナビゲーター」アップデート版の提供を開始した。切符購入用にこれまで提供してきた別のアプリ(DBチケット)を統合。また、割引 […]

ドイツ鉄道(DB)は8月27日、乗り換え案内・運行情報などを検索できるスマートフォン用アプリ「DBナビゲーター」アップデート版の提供を開始した。切符購入用にこれまで提供してきた別のアプリ(DBチケット)を統合。また、割引切符を検索できる「シュパープライス・フィンダー」機能も追加し、利便性を大きく向上させた。

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モバイルネットユーザー向けのサービスを強化する背景には、タブレットPCやスマホなどの普及が進みオンラインで旅行情報の検索や予約を行う利用者が増えていることがある。同社によると、オンラインで切符を購入する人は2000年には全体の約1%に過ぎなかったが、05年には8%、10年には20%へと増加。今年は29%に達し、販売チャンネル別で自販機(28%)、駅窓口(19%)を追い抜いてトップに立つ見通しだ。20年には2人に1人がオンラインで購入する時代になるとDBは予測している。

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第4四半期にはデジタルチケットサービス「ハンディ・チケット」を国際列車でも利用できるようにする。また、自動車、鉄道、長距離バス、タクシーなどさまざまな交通手段の料金や移動時間が比較できるプラットフォーム(仮称「Qixxit)も稼働開始の予定だ。

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新しい「DBナビゲーター」が利用できるのは現在iPhoneのみで、アンドロイド版は秋にリリースされる。

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