ドイツ連邦経済省が5日発表した2013年7月の製造業受注指数は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月比2.7%減(暫定値)と大きく落ち込んだ。比較対象の6月は大型受注が極めて多かった効果で同5.0%増(修正値)となっており、その反動が出た格好。経済省は「製造業の上昇傾向は緩やかに続いている」との見方を示した。
\7月の製造業受注を地域別でみると、ユーロ圏(国内を除く)が7.5%減と大幅に縮小。ユーロ圏外と国内もそれぞれ2.6%、0.3%落ち込んだ。
\部門別では投資財の落ち込みが大きく、5.1%減となった。ユーロ圏が11.7%後退し、足を強く引っ張った格好。ユーロ圏外と国内は各5.2%、1.1%の幅で落ち込んだ。
\消費財も1.0%減少した。内訳は国内1.6%減、ユーロ圏4.7%減、ユーロ圏外4.1%増。
\中間財は0.8%増加した。ユーロ圏が1.9%減少したものの、ユーロ圏外が3.6%拡大。国内も0.8%増えた。
\特殊要因による統計上のブレが小さい2カ月単位の比較でみると、6~7月は前の期の4~5月を3.3%上回った。内訳は国内2.4%増、ユーロ圏4.2%増、ユーロ圏外3.7%増。部門別では投資財が5.9%増え、中間財も0.2%拡大した。消費財は1.8%落ち込んだ。
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