エネルギー大手の独RWE(エッセン)はIT事業の一部をDeutsche Telekomへの業務委託に切り替える予定だ。コスト削減の一環。RWEは自社でなければできない業務にIT分野の経営資源を絞り込む考えで、今後もアウトソーシングを進める考えという。17日付『ハンデルスブラット』紙が報じた。
\RWEの広報担当者は同紙に、従業員のパソコンとソフトウエアのメインテナンスをDeutsche TelekomのITサービス部門T-Systemsに委託することを明らかにした。これに伴いRWEの社員150人がDeutsche Telekomに移籍する。両社はすでに基本合意し、連邦カルテル庁に取引の承認を申請した。
\RWEは昨年、年間コストを10億ユーロ圧縮する計画を打ち出した。だが、経営状況が厳しいことから、最近になって目標額を20億ユーロ以上に拡大しており、数千人規模の人員削減を行うとみられる。
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