特殊化学大手の独Evonik(エッセン)は23日、管理部門をスリム化する計画を発表した。2016年までに管理コストを年2億5,000万ユーロ圧縮することが狙いで、従業員を整理するほか、取締役の定数も6人から4人に削減する。
\同社は炭鉱系複合企業RAGを前身として07年に設立された。当初は化学、エネルギー、不動産の3部門からなっていたが、経営資源を化学に絞り込んだため、管理部門をそれに見合った形でスリム化する。管理コストは現在、08年に比べて26%膨らんでいるという。
\人員削減の規模は従業員代表との協議を経て今後、決定する。業界では削減規模が1,000人に上るとみられている。18年末までは経営上の理由による整理解雇を見合わせる。
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