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2013/10/2

経済産業情報

水素スタンド網構築へ、ダイムラーなどが全国400カ所に

この記事の要約

自動車大手のダイムラーは9月30日、石油・工業ガス大手5社と共同でドイツ国内に水素燃料スタンド網を構築すると発表した。燃料電池車の普及促進を狙った取り組みで、現在16カ所にとどまる国内の同スタンド数を2023年までに約4 […]

自動車大手のダイムラーは9月30日、石油・工業ガス大手5社と共同でドイツ国内に水素燃料スタンド網を構築すると発表した。燃料電池車の普及促進を狙った取り組みで、現在16カ所にとどまる国内の同スタンド数を2023年までに約400カ所へと拡大する計画だ。

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来年からスタンドの建設を開始する。投資総額は3億5,000万ユーロの見通し。まずは17年までに100カ所を開設する。高速自動車道(アウトバーン)には少なくとも90キロごとに設置する。プロジェクトにはダイムラーのほか、石油大手のシェル、トタル、OMV、工業ガス大手のリンデ、エア・リキードが参加する。

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トヨタ自動車は2年後に燃料電池車の量産を開始する。また、ダイムラーとフォード、日産の3社は共同開発する燃料電池車を2017年から販売する計画。これら車両の販売を伸ばすには水素スタンドインフラの整備が欠かせない。

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