独情報通信業界連盟(Bitkom)は22日、今年の独情報通信技術(ICT)・娯楽家電市場の成長率を従来予測の1.4%から0.1%に下方修正した。娯楽家電とITハードウエアの低迷が響く。市場規模自体は1,520億ユーロとなり、過去最高を更新する。
\娯楽家電は前年比10.8%減の112億ユーロへと大きく落ち込む。テレビが前年の59億ユーロから50億ユーロへと15%縮小し、足を強く引っ張る見通しだ。
\ITはソフトウエアとサービスがそれぞれ4.9%、2.4%拡大して、全体をけん引。ハードウエアは1.1%減少するものの、トータルでは2.0%増の747億ユーロに拡大する。
\通信技術は横ばいの660億ユーロ。スマートフォン需要の拡大を背景に端末売上は7.9%伸び、インフラも1.8%拡大するものの、主力のサービスが0.1%減少し足かせとなる。
\2014年についてはICT・娯楽家電市場が1.6%増の1,544億ユーロに拡大すると予想している。部門別の内訳はITが2.8%増の768億ユーロ、通信技術が0.5%増の663億ユーロ、娯楽家電が1.2%増の114億ユーロ。
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