自動車大手の独Volkswagen(VW、ヴォルフスブルク)は24日、中国浙江省の寧波で完成車工場の開所式を行った。VWにとって同国で16カ所目の工場。VWは中国市場の拡大を踏まえ、現地工場数を急速に増やしている。
\寧波工場の年産能力は30万台。まずはSkoda「Superb」を生産し、その後Skodaの他のモデルとVWブランド車も製造していく。雇用規模は5,700人。
\同工場ではVWの新しいモジュール生産システムMQB(ドイツ語Modularer Querbaukastenの略で、英語ではModular Transverse Toolkit)が採用されている。MQBはプラットフォームを複数のモジュールに分けたうえで、車種ごとに組み合わせを変えて組み立てる生産方式で、これまでよりも生産時間を短縮できるメリットがある。
\VWはグループブランドの中国販売台数を2018年までに約400万台へと増やすことを目指しており、この目標の実現に向けて現地の工場数を増やしている。昨年の中国販売台数は281万台。今年1-9月期は前年同期比18%増の236万台に拡大した。
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