化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)が25日発表した2013年7-9月期(第3四半期)の最終利益は10億9,600万ユーロとなり、前年同期比で18.5%増加した。機能性材料、石油・天然ガス部門が好調だったほか、コスト削減が奏功。営業利益(EBIT)も19.9%増の16億8,200万ユーロに拡大した。アジア通貨安の影響で売上高は1.5%増の177億3,300万ユーロと小幅な伸びにとどまった。
\機能性材料部門の売上高は3.1%増の44億3,900万ユーロ、EBITは26.4%増の2億9,200万ユーロだった。石油・天然ガス部門はそれぞれ25.4%増の31億3,000万ユーロ、17.6%増の5億8,700万ユーロ。化学品部門は大幅な減収減益で、売上高は8.2%減の42億2,400万ユーロ、EBITは22.5%減の4億4,200万ユーロに落ち込んだ。
\売上高を顧客地域別でみると、欧州は6%減の95億700万ユーロと伸び率が大きかった。為替変動の影響が小さいことが大きい。為替の影響を強く受けたアジアは4%落ち込んだ。北米は2%の減収となったものの、EBITは56%増と大きく拡大した。
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