化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は23日、顔料事業の再編計画を発表した。付加価値の高い特注品事業を強化するほか、グローバル生産網を最適化。市場ニーズにきめ細かく対応できる体制を整え、競争力を引き上げる。
\生産体制の最適化に向けて2017年までに2億5,000万ユーロを投じる。主な投資先は市場が急成長するアジア・太平洋地域で、南京工場と韓国の蔚山工場は拡張する。
\一方、欧州ではスコットランドのペイズリーにある工場を閉鎖、仏東南部のユナング工場でもリストラ措置を講じる。また、蘭マーストリヒト工場については「戦略的なオプション」を検討する。これらの措置に伴い従業員およそ650人を整理する意向だ。
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