プレス機器世界最大手の独Schuler(ゲッピンゲン)は10月30日、国内事業の統廃合計画を発表した。顧客企業が事業を国際化させていることに対応して主に新興国で事業を強化。これに伴い国内事業をスリム化する。
\生産部門を中心に国内事業を整理する考えで、不採算となっているゲッピンゲン工場の鋳造所は閉鎖する。また、ヴァインガルテンの拠点は中核部品の製造とサービス業務に特化。ヴァークホイセル、エアフルトの2拠点でもコスト削減措置を実施し、エアフルト工場は国内唯一の大型プレス機の生産拠点とする。同社はこのほか、ゲッピンゲン、ヴァインガルテン、エアフルトの管理機能を統合する意向だ。
\これらの措置に伴い従業員を中期的に350人削減する。そのうち約100人はゲッピンゲンの鋳造所が占める見通し。リストラ費用は約5,000万ユーロで、経営陣は年1,500万~2,000万ユーロのコスト削減効果を見込む。
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