欧州経済の中心地ドイツに特化した
最新の経済・産業ニュース・企業情報をお届け!

2013/11/13

総合 - ドイツ経済ニュース

クリスマス商戦売上4年連続拡大見通し

この記事の要約

独小売業中央連盟(HDE)は7日、クリスマス商戦期の業界売上高が前年同期比1.2%増の806億ユーロとなり、4年連続で拡大するとの予測を発表した。雇用の安定や所得の拡大、歴史的な低金利がプラスに働く。\ クリスマス商戦期 […]

独小売業中央連盟(HDE)は7日、クリスマス商戦期の業界売上高が前年同期比1.2%増の806億ユーロとなり、4年連続で拡大するとの予測を発表した。雇用の安定や所得の拡大、歴史的な低金利がプラスに働く。

\

クリスマス商戦期は11~12月の2カ月間を指す。商店の書き入れ時で、年間売上に占める割合は例年およそ20%に上る。特に玩具(2012年の同割合:28.0%)、書籍(同23.7%)、民生家電(22.7%)、時計・装飾品(21.9%)などプレゼント人気の高い商品では小売店の年商に占める割合が高く、売れ筋商品の取り揃えが悪いと年間売上が大きく目減りすることになる。

\

近年はネットショップの躍進が目覚ましく、今年は同期の売上高が15%増の85億ユーロに拡大する見通し。小売売上全体(自動車販売店、燃料販売店、薬局を除く)に占める割合は10%を超える。ネットショップの年間売上に占めるクリスマス商戦期の割合は推定25%と高い。

\

HDEは今回、2013年通期の小売売上予測を上方修正。従来の前年比1%増から「前年比1.2%増の4,337億ユーロ」引き上げた。

\