独Ifo経済研究所が13日発表した2013年第4四半期の世界景況感指数(2005年=100)は98.6となり、前期の94.1からやや上昇した。今後6カ月の景気見通しが大幅に明るさを増したほか、現状判断もやや上向いた。
\Ifoは国際商業会議所(ICC)の協力を得て四半期ごとに同景況感調査を実施しており、今回は10月、世界120カ国のエコノミスト1,091人を対象に行った。それによると、現状判断指数は84.1で、前の期の第3四半期(82.2)から1.9ポイント上昇。今後6カ月の景気見通しを示す期待指数は前期の105.3から112.3へと7.0ポイント改善した。
\地域別でみると、欧州は景気見通しが大幅に上向いた。現状判断はやや明るさを増したものの、回答者の評価は依然として低い。
\アジアの景況感指数は4四半期ぶりに好転し、過去15年間の平均値を上回った。期待指数が大幅に上昇、現状判断もやや改善した。特に中国の評価が回復している。
\北米は調査期間中に米国の予算問題が紛糾した影響で現状判断が悪化。期待指数は上昇したものの、景況感指数は落ち込んだ。
\為替に関しては米ドルレートが今後6カ月、上昇すると予想する回答者が多かった。
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