DAX（ドイツ株価指数）採用企業の2013年7-9月期の売上高は計2,890億ユーロ（FMC、ティッセンクルップ、コメルツ銀行、ドイツ銀行を除く26社ベース）で、前年同期を1.6％下回った。第3四半期に減収となるのは09年以来で4年ぶり。ユーロレートの上昇が響いた格好だ。
\26社中16社が減収となった。為替の影響を除いたベースでは減収が8社にとどまる。ユーロは特に対円で上昇、上げ幅は25％に達した。
\地域別の売上高（21社ベース）をみると、アジアで前年同期の270億ユーロから260億ユーロへと2％減少した。北米は横ばいの430億ドルで、欧州は2％増の1,010億ユーロに拡大した。
\営業利益（EBITベース、FMCとティッセンクルップを除く28社ベース）は7％減の241億ユーロと減少幅が大きかった。為替要因のほか、◇銀行とエネルギー企業の業績不振◇研究開発費の拡大――が足かせとなった。
\研究開発費は3％増の88億ユーロで、対売上比率は前年同期の4.1％から4.4％に上昇した。同費用が最も大きいのは自動車大手のフォルクスワーゲン（VW）で約26億ユーロを記録。最低は肥料大手のK+Sで400万ユーロにとどまった。
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