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2013/11/20

経済産業情報

自動車大手VWが過去最大のリコール、3件で計260万台

この記事の要約

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は14日、リコール(無料の回収・修理)を実施すると発表した。不具合は計3件あり、対象となる車両は同社史上最大の260万台強に達する。\ 3件のなかでリコール規模が最も大きいのはダイ […]

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は14日、リコール(無料の回収・修理)を実施すると発表した。不具合は計3件あり、対象となる車両は同社史上最大の260万台強に達する。

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3件のなかでリコール規模が最も大きいのはダイレクトシフト・ギアボックス(DSG)の不具合で、160万台が該当する。高温多湿気候のアジアなどで渋滞に巻き込まれると走行風が弱まり過熱しやすくなりトラブルが発生する。

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この問題ではすでに中国と日本、オーストラリアで今夏に大規模なリコールを実施した。DSGのオイルを合成油から鉱物油に交換すると不具合が起こらないことが分かったため、同社は今回、他の国でも任意のリコールを実施する。対象となるのは7速DSG「DQ200」を搭載する全モデルで、VWグループの計5ブランドが該当する。

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『ハンデルスブラット』紙によると、交換するオイルの量は1台当たり約5リットルで、コストは20ユーロ。160万台のオイルを交換すると、総額は最低3,200万ユーロに上る。

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VWはこのほか、コンパクトSUV「ティグアン」を80万台、大型ピックアップ「アマロック」を23万9,000台、それぞれリコールする。ティグアンではライトが脱落する恐れがある。また、アマロックでは燃料ホースから燃料が漏れる可能性がある。

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