アレンスバッハ世論調査研究所(IfD)は20日、自由に対するドイツ人の意識調査の結果を発表した。それによると「自由と社会的公平(平等)と、どちらかを選べと言われたら」の質問で「自由」を選んだ人は47%で、前年調査に比べ1ポイント増加した。「平等」は36%で4ポイント減少している。「国が法令で禁止すべきこと」では「コカイン、ヘロインなどのハードドラッグ」が84%で最も多く、「ヒトのクローン」(76%)、「極右政党」(71%)がこれに続いた(グラフ参照)。
\国が禁止することとしてリストアップされた16項目について「禁止すべき」と回答した人の割合は平均40.3%で、前年に比べ1.2ポイント増加したものの、2年前(2011年:44.1%)に比べると減少した。
\欧州連合(EU)全体で統一した規制が必要と考える事柄を質問したところ、最も多かった回答は「遺伝子組み換え(GM)作物であることを明記したラベル表示」で、83%に上った。2位以下は「EU加盟国の財政赤字上限」「対外・安全保障政策」(ともに76%)、「使用してもよい食品添加物」(75%)、「労働時間などの労働者保護規制」(57%)の順だった。
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