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2013/12/4

総合 - ドイツ経済ニュース

輸入物価が10カ月連続で低下、10月は前年同月比-3%に

この記事の要約

ドイツ連邦統計局が11月28日発表した2013年10月の輸入物価指数(2010年=100)は104.8となり、前年同月比で3.0%減少した。前年同月を下回るのは1月から10カ月連続。エネルギーの価格が7.5%低下し、全体 […]

ドイツ連邦統計局が11月28日発表した2013年10月の輸入物価指数(2010年=100)は104.8となり、前年同月比で3.0%減少した。前年同月を下回るのは1月から10カ月連続。エネルギーの価格が7.5%低下し、全体を強く押し下げた格好で、原油と石油製品を除いたベースの同物価指数は下落幅が2.2%にとどまった。

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エネルギーでは石炭(12.1%減)と石油製品(10.9%減)が2ケタ台の落ち込みとなり、原油と天然ガスもそれぞれ6.9%、4.2%下がった。

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エネルギー以外では非鉄金属鉱石が15.7%低下。非鉄金属も13.2%下がった。特に粗ニッケル(21.8%減)と粗銅(14.5%減)で落ち込み幅が大きい。鉄鉱石は19.5%増と大きく上昇し、粗鉄・鉄鋼・鉄合金は下落幅が6.6%だった。

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農作物・食品関係ではコーヒー生豆が28.6%減、穀物が18.3%減と大きく低下。牛乳・乳製品は12.7%上昇した。

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10月の輸入物価指数は前月比では0.7%減となり、4カ月ぶりに後退した。原油と石油製品を除いたベースではマイナス0.2%だった。

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輸出物価指数は103.9となり、前年同月を1.0%下回った。減少は7カ月連続。前月比は0.3%減で、4カ月ぶりに低下した。

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