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2013/12/4

企業情報

Volkswagen AG―今後5年でロシアに12億ユーロ投資―

この記事の要約

自動車大手の独Volkswagen(VW、ヴォルフスブルク)は2014~18年の今後5年間にロシアに総額12億ユーロを投資する。欧州戦略で最も重要な同国市場の開拓強化が狙い。現地のカルーガ工場で11月26日に開催された式 […]

自動車大手の独Volkswagen(VW、ヴォルフスブルク)は2014~18年の今後5年間にロシアに総額12億ユーロを投資する。欧州戦略で最も重要な同国市場の開拓強化が狙い。現地のカルーガ工場で11月26日に開催された式典で、ヴィンターコルン社長が明らかにした。

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VWは06年からこれまでに同国におよそ13億ユーロを投資し、工場の建設や現地仕様車の開発を行ってきた。

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カルーガ工場では2007年に生産を開始した。現在、VWブランドの「Tiguan」「Polo」とSkodaブランドの「Fabia」を生産している。26日には同工場で70万台目の車両を完成させた。

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同社は今後、カルーガにエンジン工場を建設し15年から稼働させるほか、モスクワ近郊に物流センターを開設する予定だ。

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VWはロシア市場でVW乗用車、Audi、Skoda、Seat、VW商用車、Bentley、Lamborghiniの7ブランドを展開している。昨年の販売台数は前年比38%増の31万6,000台で、そのうち約17万5,000台をカルーガ工場から出荷した。

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Skoda車については現地メーカーのGAZも昨年12月からニージニーノブゴロド工場で受託生産(完全ノックダウン生産)している。

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