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2013/12/4

企業情報

Conergy AG―モジュール工場を中国企業が買収の方向―

この記事の要約

7月に経営破たんした太陽電池メーカー、Conergy(ハンブルク)は11月28日、独東部のフランクフルト・アン・デア・オーダーにあるモジュール工場を近く、中国のモジュールメーカー正泰太陽能(Astronergy)が買収す […]

7月に経営破たんした太陽電池メーカー、Conergy(ハンブルク)は11月28日、独東部のフランクフルト・アン・デア・オーダーにあるモジュール工場を近く、中国のモジュールメーカー正泰太陽能(Astronergy)が買収する計画だと発表した。実装システム製造子会社Mounting Systemsについても近日中に売却先が決まる見通しだとしている。

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フランクフルトのモジュール工場は現在、従業員数が280人で、正泰太陽能はそのうち200人を継続雇用する。生産の質と専門的な技能・ノウハウの高さを評価して買収に踏み切る。正泰太陽能は正泰集団(Chint Group)の傘下企業で、買収後はフランクフルト工場の製品を世界の流通網を通して販売していく意向だ。

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Mounting Systemsは独東部のラングスドルフに工場を持つほか、米カリフォルニア州サクラメントに事業拠点を構える。雇用規模はそれぞれ150人、30人。同社を買収予定の投資家はこれら180人を継続雇用する意向という。

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Conergyのグローバル販売網とそれに関連する機能、および「Conergy」の商標権については米投資会社のKawa Capital Manegementがすでに買収した。同投資会社は生産設備を取得しておらず、フランクフルト工場などの買い手が見つかるかどうかに注目が集まっていた。

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