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2013/12/11

経済産業情報

ネスプレッソ新モデルで非純正カプセル利用しにくく

この記事の要約

ネスレが製造販売するエスプレッソメーカー・システム「ネスプレッソ」の新モデルで非純正コーヒーカプセルが利用しにくくなっていることが分かった。スイスの大衆紙『ゾンタークスブリック』が報じたもので、同社は問い合わせに対し「7 […]

ネスレが製造販売するエスプレッソメーカー・システム「ネスプレッソ」の新モデルで非純正コーヒーカプセルが利用しにくくなっていることが分かった。スイスの大衆紙『ゾンタークスブリック』が報じたもので、同社は問い合わせに対し「7月からいくつかの製品で新しい注入機を投入している」ことを明らかにした。

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ネスプレッソの純正カプセルは価格が高い。このため割安な非純正品が登場、顧客の一部が非純正品を利用するようになっている。同社は裁判で非純正品の販売を差し止めようとしたが失敗しており、これを受けて非純正品を使いにくくしたようだ。特に米Mondelezが製造する「Jacobs」ブランドのカプセルは相性が悪く、ゾンタークスブリック紙が行った実験では10個中6個でカプセルが押しつぶされたという。非純正カプセルが使いにくいネスプレッソ機は「U」「Pixie」「Inissia」の3モデル。

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ネスレはまた、非純正カプセルを利用したためにネスプレッソ機が故障した場合は、無料保証サービスを適用しない方針を明確に打ち出している。

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