独2位銀行のCommerzbank(フランクフルト)は16日、船舶融資債権の一部を米投資会社Oaktree Capital Managementの傘下ファンドに売却すると発表した。不良資産を圧縮し財務力を強化する取り組みの一環。取引金額は2億8,000万ユーロで、同行の不良資産は9月末に比べ約6%(2億8,000万ユーロ)圧縮されるという。
\Oaktree Capitalに譲渡するのは化学タンカー14隻向けの融資債権。Commerzbankの船舶融資債権は計160億ユーロ強で、その4分の1が海運不況で不良化している。
\同行によると、今回の取引は2013年10月期(第4四半期)の利益に大きな効果をもたらさないものの、リスク加重資産(RWA)が1億6,500万ユーロ軽減されるため、自己資本は800万ユーロ増強されるという。
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