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2013/12/18

経済産業情報

薄型テレビの世帯普及率8割突破、スマートテレビのネット利用は少なく

この記事の要約

民生通信エレクトロニクス協会(gfu)が10日発表した独市場調査レポートによると、薄型テレビの世帯普及率は84%に達し、8割の大台に乗った。春の調査時(77%)から7ポイントの上昇。一方、ブラウン管テレビの保有世帯は33 […]

民生通信エレクトロニクス協会(gfu)が10日発表した独市場調査レポートによると、薄型テレビの世帯普及率は84%に達し、8割の大台に乗った。春の調査時(77%)から7ポイントの上昇。一方、ブラウン管テレビの保有世帯は33%から28%に減少しており、薄型テレビに取って代わられつつある。

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市場調査会社Concentra Marketing Resarch がgfuの委託を受けて11月に実施した同調査によると、テレビ受像機(2台以上持つ世帯では最も頻繁に使用する機器)の画面サイズは32~41インチが41%で最も多く、42~47インチ(25%)、26~31インチ(17%)、48~55インチ(8%)がこれに次いだ。

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半年以内にテレビの買い替えを計画している人を対象に、購入時に重視するポイントを尋ねたところ、「画面サイズが(今持っているテレビより)大きい」が71%で最多。「解像度が高い(超高精細テレビなど)」(66%)、「インターネットに接続できる(スマートテレビ)」(56%)も多かった。

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「次に買うならスマートテレビ」と考える人は少なくないものの、実際にスマートテレビを持っていながらその機能を使っていない、あるいはスマートテレビのことを知らない消費者も多い。スマートテレビを持っているか質問したところ、「持っている」の回答は31%、「持っていない」は52%に上ったが、「分からない」も17%いた。

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スマートテレビを持っている人のうち、「インターネットに接続して使っていない(オンライン機能を使っていない)」人は41%を占めた。続けて理由を尋ねたところ「テレビにインターネット機能は不要」が62%で最も多く、「接続の仕方が複雑すぎる」(16%)、「セキュリティに不安」(10%)、「自宅のネット接続スピードが遅すぎる」(6%)などの回答もあった。

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