中国乗用車市場でこれまで外車1位だったドイツ車が11月に2位へと転落した。日本車販売が急増したためだ。中国汽車工業協会(CAAM)によると、日本車のシェアは19.2%に達し、ドイツ車の15.6%を大きく上回った。
\日本車はこれまで、尖閣問題を背景とする不買運動の直撃を受けて中国販売が低迷していた。11月はその反動で販売が急増。前年同月比の増加率は三菱で253%、ホンダで102%、日産で96%、マツダで68%、トヨタで41%に達した。新モデルで販売攻勢をかけたことも奏功した。
\中国市場での11月の乗用車販売台数は170万台で、前年同月を16%上回った。シェア1位は中国車で40.5%を記録。外国車の3位以下は米国、韓国、フランスの順で続いた。
\1~11月の販売台数は前年同期比15%増の1,620万台で、ドイツ車は17%増、日本車は11%増だった。市場シェアはドイツ車が19.2%、日本車が16%となっている。
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