エネルギー大手の墺OMV(ウィーン)は12月18日、アフリカ西部のガボンで石油・天然ガスの採掘プロジェクトに参加することで、英資源採掘会社Ophir Energyと合意したと発表した。サハラ砂漠以南の地域(サブサハラ)で採掘事業を強化する戦略に沿った取り組み。出資額など取引の詳細は明らかにしていない。取引はガボン政府とプロジェクトに参加する他の出資者の承認を経て成立する。
\ガボンの沖合にある石油・天然ガス田の鉱区4カ所に出資する。4鉱区の面積は計1万2,000立方メートルで、ロイター通信によると、OMVの出資比率は2カ所が各30%、残り2カ所が同10%。
\OMVはサブサハラ地域の採掘事業に乗り出しており、12年にはマダガスカル沖合の採掘プロジェクトに参加した。
\Ophir Energyはアフリカでの石油・天然ガス開発に特化した企業。ロンドン証券取引所に上場している。
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