電機大手のシーメンスが開発した高速鉄道ICEの新型車両4編成が12月20日、ドイツ鉄道（DB）にようやく納入された。当初の計画では11年10月に納入される予定だったが、不具合が相次いで見つかり、納期は2年以上、遅れた格好。残り12編成も近く、納入されるとみられており、車両不足に伴うDBの運休は減少しそうだ。
\シーメンスは2008年12月、新型ICE車両16編成をDBから受注したものの、車両制御プログラムの問題などを受けて連邦鉄道庁（EBA）の審査が長期化。納入できない状態となっていた。
\新型ICEは当面、緊急時の予備車両として利用される見通しという。
\DBとシーメンスは今回の納期遅延問題を受けて、共同の作業部会を設置した。今後は同部会での連携を通して納期を順守できるようにする考えだ。
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