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2014/1/15

経済産業情報

「20年には新車の3台に1台がSUVに」

この記事の要約

ドイツで昨年新車登録されたSUVは約50万台に上った。乗用車に占める割合は16.5%で、SUVが登場した1990年代半ばの2%から大幅に拡大している。車高が高く見晴らしが良いほか、安全性が高いことが人気の源泉になっている […]

ドイツで昨年新車登録されたSUVは約50万台に上った。乗用車に占める割合は16.5%で、SUVが登場した1990年代半ばの2%から大幅に拡大している。車高が高く見晴らしが良いほか、安全性が高いことが人気の源泉になっているようだ。経済紙『ハンデルスブラット』が9日付で報じた。

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デュースブルク大学自動車リサーチセンター(CAR)のフェルディナント・ドゥーデンフェファー所長が同紙に語ったところによると、2020年にはSUVの新車登録台数が100万台を超え、新車の3台に1台を占めるようになるという。

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ただ、SUVには二酸化炭素(CO2)の排出量が多いというデメリットがある。欧州連合(EU)では新車のCO2排出量を2020末年までに走行1キロメートル当たり平均95グラム以下に抑えることが各メーカーに義務づけられる見通しのため、SUVの販売を増やすとメーカーはEU基準を順守できなくなる恐れがある。

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