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2014/1/22

総合 - ドイツ経済ニュース

生産者物価4年ぶり低下、13年は-0.1%に

この記事の要約

ドイツ連邦統計局が20日発表した2013年の生産者物価指数は前年比0.1%減となり、4年ぶりに低下した。エネルギーが0.9%減となったことが影響。エネルギーを除いたベースでは0.3%上昇した。\ エネルギーでは石油製品が […]

ドイツ連邦統計局が20日発表した2013年の生産者物価指数は前年比0.1%減となり、4年ぶりに低下した。エネルギーが0.9%減となったことが影響。エネルギーを除いたベースでは0.3%上昇した。

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エネルギーでは石油製品が4.6%減、電力が3.1%減、天然ガスが0.7%減と軒並み落ち込んだ。ただ、電力は一般世帯向けに限ると11.6%上昇した。

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中間財も1.1%低下した。下落幅が最も大きかったのは金属で、4.9%に達した。化学基礎原料も1.8%下がっている。飼料は2.8%上昇した。

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非耐久消費財は2.1%上昇、食料品の上げ幅は2.8%に上った。上げ幅が特に大きかったのは牛乳・乳製品(7.9%)とじゃがいも加工品(6.9%)。コーヒーは3.2%下落した。

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耐久消費財と生産財はそれぞれ1.0%、0.8%の幅で上昇した。

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13年12月の生産者物価指数は前年同月比0.5%減となり、5カ月連続で1年前の水準を下回った。エネルギーが1.1%下落。エネルギーを除いたベースでは減少幅が0.2%にとどまった。エネルギー以外の部門の変動率は中間財が1.8%減、投資財が0.7%増、耐久消費財が1.1%増、非耐久消費財が1.5%増だった。

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前月比の変動率はプラス0.1%で、3カ月ぶりに増加した。エネルギーと非耐久消費財がそれぞれ0.2%、0.1%上昇。中間財と投資財、耐久消費財はプラスマイナス0%だった。

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