Ifo経済研究所が27日発表した2014年1月のドイツ企業景況感指数は110.6となり、前月の109.5から1.1ポイント上昇した。同指数の改善は3カ月連続。現状判断指数と今後6カ月の見通しを示す期待指数がともに増加しており、Ifoのハンスヴェルナー・ジン所長は「ドイツ経済は希望に満ちて新年のスタートを切った」との見方を示した。
\現状判断指数は前月の111.6から112.4へと0.8ポイント上昇し、12年6月以来の高水準を記録。期待指数も同107.4から108.9へと1.5ポイント増加し、約2年ぶりの高水準となった。
\業界別でみると、製造業は現状判断が大きく上昇した。期待指数も輸出見通しの改善が追い風となり大幅に増加している。工場稼働率は前月から0.2ポイント上昇したという。
\卸売業も現状判断が大幅に好転。期待指数は2年来の高水準に達した。小売業は現状判断がやや悪化。期待指数はわずかに上昇したものの、全体では少し落ち込んだ。
\建設業は現状判断がやや悪化、期待指数が大幅上昇で、業界全体では前月を上回った。
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