米司法省は25日、脱税ほう助に対する非追訴協定(NPA)の締結をスイスの銀行およそ100行が受付期限の昨年末までに申請したと発表した。スイス銀の3分の1に当たる数で、同省税務部の責任者は満足の意を表明した。
\司法省は米国の納税義務者の脱税をスイス銀がほう助している問題で、約5年前から捜査を強化。これが奏功し、スイスの大手銀USBは2009年に罰金7億8,000万ドルを支払った。クレディ・スイス、ユリウス・ベアなど14行に対しても捜査が進められている。
\司法省は脱税問題の解決を加速させるために他のスイス銀に対しては、米国事業の情報を提供して脱税者が隠匿している資金の最大50%を支払えば、捜査と提訴を見合わせることを提案していた。
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