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2014/1/29

企業情報

Meyer Burger AG―15年の黒字転換見込む―

この記事の要約

スイスの太陽電池製造装置メーカーMeyer Burger(トゥーン)はソーラー業界の不況で赤字化した財務が2015年に黒字転換すると予想している。主要顧客である中国の太陽光パネルメーカーが設備投資を再開するとみられるほか […]

スイスの太陽電池製造装置メーカーMeyer Burger(トゥーン)はソーラー業界の不況で赤字化した財務が2015年に黒字転換すると予想している。主要顧客である中国の太陽光パネルメーカーが設備投資を再開するとみられるほか、タイやサウジアラビアなど日照量の多い新興諸国で太陽光パネルを生産する動きが出ているためだ。ミヒェル・ヒルシ社長がロイター通信に明らかにした。

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同社の業績は11年に発生したソーラー不況で急速に悪化。売上高は同年の約13億スイスフランから昨年は2億フランにまで縮小した。新規受注高も今年上半期は8,300万フランにとどまっている。不況前の2010年には通期で13億3,000万フランに上っていた。

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ただ、市場はすでに底を打っており、昨年下半期の新規受注は上半期の約2倍に拡大したという。この傾向は現在も続いている。

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営業損益(EBITDAベース)で黒字転換を果たすためには5億~5億5,000万フランの売上規模が必要で、今年は黒字化を果たせない見通し。来年は最終損益も黒字化できるとみている。

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