スウェーデンの鉄鋼大手SSABは22日、フィンランドの同業Rautarukkiに対する株式公開買い付け（TOB）計画を発表した。コスト削減と競争力の強化が狙い。同計画はRautarukki経営陣のほか、計50％以上の資本を持つ株主から支持されている。
\SSABは株式交換方式でRautarukkiを買収する意向で、新たに発行するA株0.4752株とB株1.2131株をそれぞれRautarukki株1株に割り当てる。買収価格は最大101億スウェーデンクローナ（11億4,000万ユーロ）。Rautarukki株39.7％を保有する国営投資会社Solidium Oyと同18.2％を保有する投資会社Industrivaerden ABはTOBを受け入れる意向だ。
\SSABは買収後にスウェーデンとフィンランドで従業員900人を削減。4年目から年14億クローナのシナジー効果を見込む。両社の従業員数は合わせて8,700人（2013年9月時点）。
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