スギノマシンは21日、ドイツの工業用洗浄装置メーカーZippelを1月1日付で買収したと発表した。欧州事業を強化するとともに、製品の幅を広げる考え。取引金額は公表していない。
\Zippelは1968年の創業。工業用洗浄装置に強く、自動車産業向けが売り上げの支柱となっている。従業員数は120人。独南東部のノイトラオビング(レーゲンスブルク近郊)に事業拠点を持つ。Zippelの社名は今後も維持される。
\スギノはノイトラオビングを拠点に自社の高圧ポンプと高圧水洗浄機を欧州市場向けに販売していく。Zippelのアルミン・ジッペル社長が地元紙『ミッテルバイエリッシェ』に明らかにしたところによると、Zippelはスギノの資金支援を受け同拠点を拡張する予定で、従業員も新たに雇い入れる意向だ。
\Zippelはグローバルに事業を展開していくためには強力なパートナーが必要と考えて提携先の模索を開始。スギノを選んだ。同社長は、アジア市場に強いスギノと欧州市場に強いZippelは事業の補完性が高いとみている。
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