市場調査・コンサルティング企業のIfH、独小売業中央連盟(HDE)などが実施したオンラインショップ顧客満足度調査で、ペットフード・用品販売大手のZooplusが総合1位に輝いた。サイトの使いやすさ、品ぞろえの豊富さ、決済方法の多様さなどが高く評価され、前年トップのアマゾン、同2位のMusikhaus Thomannを抜いてトップに躍り出た。
\同調査はIfH、HDE、Management Forum der Verlagsgruppe Handelsblattと宅配大手Hermesが3年前から毎年実施しているもので、今回はドイツで開設されている売上高上位108の小売サイトが対象となった。サイトごとに約100人のユーザーを抽出して、「サイトの構成(訪問者が迷わずに目的のページに移動できるかなど)」「使い勝手の良さ」「品ぞろえ」「コストパフォーマンス」「サービス」「決済」「配送」の7つのカテゴリーで評価を依頼。また、「次も同サイトで買い物するか?」「友人・知人に勧めるか?」といった顧客ロイヤリティも加味し、100点満点に換算して評価をはじき出した。
\総合上位10社には、オンライン専業、店頭販売とネット販売を並行して行うマルチチャンネル事業者、メーカー直販サイトなど、さまざまな販売形態のサイトが名を連ねた。また、トップ3(Zooplus、アマゾン、Thomann)は順位が入れ替わっただけで前年と顔ぶれは変わらなかったものの、4位~10位に2年連続ランクインしたサイトは靴小売のjavariだけ(前年4位、今年6位)だった。
\部門別のトップは薬局がSanicare(オンライン専業)、ホームセンターがHornbach(マルチチャンネル)、書籍・デジタルメディアがWeltbild(マルチチャンネル)、コンピューター・コンシューマーエレクトロニクスがCyberport(マルチチャンネル)などとなっている。玩具部門は1位がRavensburger、2位がPlaymobil、3位がLEGOとすべてメーカー直販サイトで占められた。
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