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2014/2/12

総合 - ドイツ経済ニュース

製造業受注、12月は0.5%減に

この記事の要約

ドイツ連邦経済省が6日発表した2013年12月の製造業受注指数は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月比0.5%減となり、11月の同2.4%増(修正値)から悪化した。同指数の低下は2カ月ぶり。大型受注の規模が平均を下 […]

ドイツ連邦経済省が6日発表した2013年12月の製造業受注指数は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月比0.5%減となり、11月の同2.4%増(修正値)から悪化した。同指数の低下は2カ月ぶり。大型受注の規模が平均を下回ったことが響いた。経済省は「12月は受注がやや後退したものの、工業製品の需要は増加傾向が続いている」との見方を示した。特に国外で投資財の引き合いが強くなっている。

12月の受注を地域別でみると、国内とユーロ圏外がそれぞれ1.6%減、3.7%減となり、全体を強く押し下げた。ユーロ圏(ドイツを除く)は投資財需要が急増し7.5%の高い伸びを記録した。

投資財受注は1.0%増加した。ユーロ圏が16.5%拡大したことが大きく、国内とユーロ圏外は各2.5%、3.0%落ち込んだ。

中間財は2.2%減。内訳は国内が0.5%減、ユーロ圏が3.1%減、ユーロ圏外が5.3%減だった。

消費財も2.0%減少した。ユーロ圏は1.1%増加したものの、国内が2.1%後退。ユーロ圏外は4.7%縮小した。

特殊要因による統計上のブレが小さい2カ月単位の比較でみると、11~12月は前の期の9~10月を1.1%上回った。ユーロ圏が2.7%増加。国内とユーロ圏外もそれぞれ0.8%、0.5%拡大した。部門別では投資財が1.5%増、中間財と消費財が各0.6%増だった。