ドイツ連邦統計局が19日発表した同国の2013年の航空貨物取扱量は430万トンとなり、前年比で0.4%増加した。増加は2年ぶり。12年は景気減速で2.2%落ち込んでいた。
13年の貨物積込量は230万トンで、前年を0.1%上回った。欧州向けは2.0%減少したものの、欧州域外向けが1.2%増加し、かろうじてプラス成長を保った。伸び率が大きかった主要国は中国で、17.4%に達した。韓国向けも5.0%増加した。日本向けは3.1%減、米国向けは0.1%減だった。
貨物の取卸量は202万トンで、0.4%増加した。欧州からの荷物が4.1%拡大したことが大きく、欧州域外からは0.6%減少した。中国と韓国からはそれぞれ3.1%減、4.3%減。インドとアラブ首長国連邦からは各6.4%、5.0%増加した。日本からは0.5%増だった。
ドイツの航空貨物取扱量に占める欧州の割合は29%で、残りは欧州域外が占めた。