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2014/3/5

総合 - ドイツ経済ニュース

輸入物価、13カ月連続で前年同月比減に

この記事の要約

ドイツ連邦統計局が2月27日発表した2014年1月の輸入物価指数(2010年=100)は104.8となり、前年同月比で2.3%減少した。1年前の水準を下回るのは13カ月連続。物価に占める比重が大きい原油と石油製品を除いた […]

ドイツ連邦統計局が2月27日発表した2014年1月の輸入物価指数(2010年=100)は104.8となり、前年同月比で2.3%減少した。1年前の水準を下回るのは13カ月連続。物価に占める比重が大きい原油と石油製品を除いたベースでは下落幅が1.9%だった。

エネルギー価格は6.7%低下した。石炭が10.9%下落。原油(-6.2%)、石油製品(-5.8%)、天然ガス(-7.0%)も大きく下がった。

エネルギー以外では穀物(-18.8%)、コーヒー生豆(-18.4%)、非鉄金属鉱石(-14.0%)、非鉄金属(-12.6%)の下げ幅が大きく、粗ニッケルは19.9%下落した。粗銅は10.9%減、アルミナは8.2%減。

粗鉄・鉄鋼・鉄合金は5.5%減となったものの、原料の鉄鉱石は10.2%増と大きく上昇した。牛乳・乳製品も上げ幅が13.0%に達している。

輸入物価の前月比の変動率はマイナス0.1%で、3カ月ぶりに低下した。エネルギーが1.3%下がったことが大きく、原油と石油製品を除いたベースではプラマイ0%だった。

1月の輸出物価は前年同月比0.8%減となり、10カ月連続で落ち込んだ。前月比は0.2%増で、2カ月ぶりに上昇している。