機械・プラントエンジニアリング大手の独Duerr(ビーティッヒハイム=ビッシンゲン)は2月25日の決算発表で、サービス事業の強化方針を明らかにした。業績の伸び代が大きいためで、2015年までに同事業の売り上げを全体の4分の1にまで引き上げる。
13年通期暫定決算の営業利益(EBITベース)は前期比14.8%増の2億300万ユーロと大幅に伸びた。2億ユーロを超えるのは今回が初めて。売上高は0.3%増の24億690万ユーロとわずかな伸びにとどまったものの、目標を達成した。
新規受注高は23億8710万ユーロで、好調だった前期(25億9680万ユーロ)から8.1%減少した。欧州市場の需要低迷などが響いた。北米と南米では自動車業界からの受注が好調だった。
新興国事業は重要性が高まっており、売り上げでは全体の55%、受注でも同54%を占めた。