ドイツ機械工業連盟(VDMA)が4日発表した独業界の2014年1月の新規受注高は前年同月比で実質6%増加し、2カ月ぶりに拡大した。国外受注が7%増加、国内も同2%伸びた。国外はユーロ圏が24%減少したものの、ユーロ圏外が37%増えて、全体を強く押し上げた。
特殊要因による統計上のブレが小さい3カ月単位の比較でみると、13年11月~14年1月は前年同期比2%増(実質)だった。国外が5%伸びたことが大きく、国内は3%減少した。
VDMAのエコノミストは、ユーロ圏外からの受注が好調なほか、ユーロ圏でも景況感が大きく改善していることを指摘。先行きに期待感を示した。ウクライナ危機については政治による平和的な解決が世界経済の持続的な回復の前提になるとの認識を示した。