独音楽市場の長年の縮小傾向にようやくストップがかかった。全国音楽産業連盟(BMVI)が6日発表した業界動向によると、2013年の売上高は前年比1.2%増の14億5,000万ユーロとなり、15年ぶりに前年を上回った。売上シェアの3分の2を占めるCDが1.3%減少したものの、音楽ダウンロードが増えて相殺された。
分野別の売上高は、CD物理媒体が1.5%減の11億2,400万ユーロ。ニッチ市場のレコードは47.2%の2,900万ユーロと急拡大した。
デジタルコンテンツは11.7%増の3億2,800万ユーロ。楽曲ダウンロード売上高は0.8%増の2億5,700万ユーロと前年並みだったものの、ストリーミング配信は91.2%増の6,800万ユーロと大きく拡大し、音楽市場に占めるシェアは前年の2.5%から4.7%に拡大した。