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2014/4/2

企業情報

Hamburg Sued―Hapag-Lloydなどとの合併に関心―

この記事の要約

独海運最大手のHapag-Lloydとチリ同業SCAVが進める合併計画への参加に、独海運2位のHamburg Sued(ハンブルク)が関心を示している。事業規模を大きくしないとグローバル競争に長期的に対応できなくなる恐れ […]

独海運最大手のHapag-Lloydとチリ同業SCAVが進める合併計画への参加に、独海運2位のHamburg Sued(ハンブルク)が関心を示している。事業規模を大きくしないとグローバル競争に長期的に対応できなくなる恐れがあるためで、同社のオトマール・ガスト社長は1日、「わが社は昨年実現しなかったことに(現在も)関心を持っている」ことを明らかにした。Hamburg SuedとHapag-Lloydは2012年12月に合併協議を開始したが、13年3月に破談となった経緯がある。

Hapag-Lloydは今年1月、SCAVとコンテナ事業を統合することで基本合意した。取引が成立すると、同分野で世界5位から4位に浮上する見通しだ。

Hapag-LloydとHamburg Suedの交渉が決裂したのは、Hapag-Lloydのオーナーの1人であるクラウスミヒャエル・キューネ氏(スイスの物流大手Kuehne+Nagelの名誉会長)が対等合併を要求したのに対し、Hamburg Suedは自社主導の合併を目指したためとされる。