鉄道大手Deutsche Bahn(DB)の敷設子会社DB Bahnbau(ベルリン)がイスラエル国鉄(Netivei Israel)から鉄道敷設を受注した。Netivei Israelが実施した入札に現地企業2社と共同で応札。仏TSOを中心とするコンソーシアムなどを破って落札した。国外経済情報紙『ナハリヒテン・フューア・アウセンハンデル』などが報じた。
落札したのは計3路線で、距離は合わせて約100キロ。受注総額は8億新シェケル(約1億6,600万ユーロ)で、レールのほか、通信設備も敷設する。3区間の内訳はハイファ~ベト・シェアン(60キロ)、ハイファ~アッコ(22キロ)、テルアビブ近郊のヘルツリーヤ~クファール・サバ(9キロ)となっている。
DBの前身企業であるDeutche Reichsbahnはナチスの時代にユダヤ人の絶滅政策(ホロコースト)を輸送面で担った経緯があるため、同社の受注に対しイスラエル国内で批判が出ている。