ドイツ連邦統計局が4月30日発表した2014年1-3月期（第1四半期）の小売売上高（暫定値）は物価調整後の実質で前年同期を0.2％上回った。良好な経済環境を背景に個人消費が堅調を保っていることが裏付けられた格好で、名目では1.2％の伸びを記録した。
非食料品店が実質1.1％増と好調だった。特にインターネット販売を中心とする通販（4.8％増）、繊維・衣料品・靴・革製品販売店（4.5％増）、薬局・コスメティック・医薬・衣料品店（3.8％増）が大きく伸びた。家具・家電・DIY用品販売店は2.6％減と振るわなかった。食料品店は1.1％減だった。
3月の小売売上高は前年同月を実質1.9％下回り、名目でも1.0％減少した。比較対象の13年3月はイースター休暇効果で水準が押し上げられたという事情がある。
