印刷機械大手の独Heidelberger Druckmaschinen(ハイデルベルク)が7日発表した2014年3月通期決算の最終損益は400万ユーロの黒字となり、前期の赤字(1億1,700万ユーロ)から大幅に改善した。黒字計上は6期ぶり。これまでは印刷業界の構造転換を背景に赤字が続いたが、リストラの効果でようやく利益を計上した。営業損益(EBITベース、特別費を除く)も300万ユーロの赤字から7,200万ユーロの黒字に改善している。
売上高は24億3,400万ユーロで、前期の27億3,500万ユーロから11%減少した。市場環境が依然として厳しいことが反映された格好だ。