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2014/5/28

総合 - ドイツ経済ニュース

独企業景況感、5月は2カ月ぶりに悪化

この記事の要約

Ifo経済研究所が23日発表した2014年5月のドイツ企業景況感指数は110.4となり、前月の111.2から0.8ポイント低下した。同指数の悪化は2カ月ぶり。事業の現状判断と今後6カ月の見通しを示す指数がともに落ち込んで […]

Ifo経済研究所が23日発表した2014年5月のドイツ企業景況感指数は110.4となり、前月の111.2から0.8ポイント低下した。同指数の悪化は2カ月ぶり。事業の現状判断と今後6カ月の見通しを示す指数がともに落ち込んでおり、Ifoのハンスヴェルナー・ジン所長は「ドイツ経済は小休止局面にある」との判断を示した。

景況感は調査対象である4業界すべてで悪化。製造業は現状判断がわずかに改善したものの、期待指数がやや落ち込んだ。輸出見通しは依然として明るい。

前月に大きく改善した卸売業は現状判断が大幅に低下し、期待指数もやや下落した。小売業は両指数ともやや落ち込んでいる。

建設業は現状判断がやや悪化。期待指数もこれまでに引き続き低下した。

ドイツの国内総生産(GDP)は第1四半期(1~3月)に前期比で実質0.8%の大幅成長を遂げたが、市場では第2四半期の減速を予想する声が強まっている。