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2014/5/28

総合 - ドイツ経済ニュース

第1半期GDP、内需が1.9%増えてけん引

この記事の要約

ドイツ連邦統計局は23日、2014年第1四半期の国内総生産(GDP)統計の詳細を発表した。それによると、建設投資と設備投資は前期比でそれぞれ実質(物価・季節要因・営業日数調整値)3.6%、3.3%増加し、ともに4四半期連 […]

ドイツ連邦統計局は23日、2014年第1四半期の国内総生産(GDP)統計の詳細を発表した。それによると、建設投資と設備投資は前期比でそれぞれ実質(物価・季節要因・営業日数調整値)3.6%、3.3%増加し、ともに4四半期連続で改善。総資本形成は7.4%の伸びを記録した。前期に落ち込んだ民間最終消費支出と政府最終消費支出もそれぞれ0.7%、0.4%拡大しており、内需は1.9%増と大きく伸びた。外需(輸出-輸入)が足を強く引っ張ったため、GDP成長率は0.8%となった。

GDP成長率0.8%に対する項目別の寄与度は総資本形成が最大で、1.3ポイントに達した。内訳は在庫調整が0.7ポイントと最も大きく、建設投資と設備投資はそれぞれ0.4ポイント、0.2ポイントだった。民間最終消費支出と政府最終消費支出はそれぞれ0.4ポイント、0.1ポイントで、内需全体の寄与度は1.7ポイントに上った。外需の寄与度はマイナス0.9ポイントだった。