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2014/6/11

経済産業情報

ドイツの家計金融資産が18年に9兆ドル、英抜き世界4位に

この記事の要約

ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)が10日発表した2014年版グローバルウエルス・レポートによると、ドイツの家計金融資産総額は2013年の7兆ドルから18年に9兆ドルへと拡大し、英国を抜いて世界4位に浮上する […]

ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)が10日発表した2014年版グローバルウエルス・レポートによると、ドイツの家計金融資産総額は2013年の7兆ドルから18年に9兆ドルへと拡大し、英国を抜いて世界4位に浮上する見通しだ。トップ3には変動がなく、1位が米国(46兆ドルから54兆ドルに拡大)、2位が中国(同22兆ドルから40兆ドル)、3位が日本(15兆ドルから16兆ドル)となる見込み。

一方、家計資産100万ドル以上の富裕世帯数は昨年、世界全体で1,630万に達し、前年の1,370万から19%増加した。ドイツは38万6,000で、スイス(43万5,000)に抜かれ6位に転落している。1~4位は前年と変わらず、上から米国(713万5,000)、中国(237万8,000)、日本(124万)、英国(51万3,000)の順だった。日本は円安の影響でドルベースの資産が目減りしており、富裕世帯数は前年の150万から大きく減少した。