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2014/6/18

企業情報

Deutsche Lufthansa AG―業績予想を下方修正―

この記事の要約

航空大手の独Lufthansa(フランクフルト)は11日、2014年の業績見通しを引き下げた。主力の欧州・北米路線の競争激化と、4月のパイロットストライキが響いているためで、営業利益を従来予測の13億~15億ユーロから約 […]

航空大手の独Lufthansa(フランクフルト)は11日、2014年の業績見通しを引き下げた。主力の欧州・北米路線の競争激化と、4月のパイロットストライキが響いているためで、営業利益を従来予測の13億~15億ユーロから約10億ユーロに下方修正。15年の利益目標も26億5,000万ユーロから約20億ユーロに引き下げた。

ジモーネ・メンネ取締役(財務担当)は「3~5月の売上高は前年同期を1~1.5%下回った」と発言。冬シーズンの輸送能力を削減するほか、AirbusとBoeingへの機材発注を見直す考えを示した。

Lufthansaは近年、中東系国営航空会社の攻勢にさらされ、LCC子会社ジャーマンウイングも苦戦が続いている。Lufthansaのカーステン・シュポール社長は「今後も構造的な改革に取り組んでいく」意向を表明した。