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2014/7/2

総合 - ドイツ経済ニュース

インフレ率わずかに上昇、6月1.0%に

この記事の要約

ドイツ連邦統計局が6月27日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比の上昇率が1.0%となり、前月の同0.9%を0.1ポイント上回った。エネルギー価格の下落率が前月の0.8%から0.3%に縮小したほか、サービス […]

ドイツ連邦統計局が6月27日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比の上昇率が1.0%となり、前月の同0.9%を0.1ポイント上回った。エネルギー価格の下落率が前月の0.8%から0.3%に縮小したほか、サービス部門の上げ幅が同1.4%から1.6%に拡大したことが大きい。ただ、インフレ率は欧州中央銀行(ECB)が適正とする2%弱を大きく下回っており、低インフレから脱却する見通しは立っていない。

昨年から今年2月にかけて高騰が続いた食料品は3月以降、価格が落ち着いており、6月は横ばいにとどまった。

消費者物価は前月比では0.3%増となり、3カ月ぶりに上昇した。

欧州連合(EU)基準の物価変動率は前年同月比がプラス1.0%、前月比がプラス0.4%だった。

一方、EU統計局ユーロスタットが30日に発表したユーロ圏の同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比0.5%となり、前月と同水準の低い上昇率にとどまった。