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2014/7/9

総合 - ドイツ経済ニュース

銀行業界でベア合意、計4.5%引き上げ

この記事の要約

独銀行業界でこのほど、新しい労使協定が取り決められた。賃金を2段階に分けて計4.5%引き上げるという内容で、サービス労組Verdiはドイツの経済発展に見合ったものだとして満足の意を示した。 今年7月1日付で賃金を2.4% […]

独銀行業界でこのほど、新しい労使協定が取り決められた。賃金を2段階に分けて計4.5%引き上げるという内容で、サービス労組Verdiはドイツの経済発展に見合ったものだとして満足の意を示した。

今年7月1日付で賃金を2.4%引き上げ、来年7月1日付で2.1%を上乗せする。このほか一時金150ユーロを来年1月1日に支給する。協定の有効期間は2016年4月末までの26カ月。

労使は今回、58歳以上で退職した銀行員に対し、年金受給年齢に達するまで最終給与の70%を支給するルールを更新しないことも取り決めた。

経営陣は今回の交渉で、これまでIT関係など一部の職種に限られてきた土曜勤務を他の職種にも拡大することを要求したが、労組の強い抵抗を受けて断念した。