欧州経済の中心地ドイツに特化した
最新の経済・産業ニュース・企業情報をお届け!

2014/7/16

企業情報

M+Wグループ―オートメーション事業売却―

この記事の要約

プラント大手の独M+W(シュツットガルト)は8日、オートメーション事業をカナダ企業ATSオートメーション・ツーリング・システムズに売却すると発表した。取引金額は約2億5,500万ユーロ。同事業は中核事業と関連が薄いため、 […]

プラント大手の独M+W(シュツットガルト)は8日、オートメーション事業をカナダ企業ATSオートメーション・ツーリング・システムズに売却すると発表した。取引金額は約2億5,500万ユーロ。同事業は中核事業と関連が薄いため、M+Wは競売入札を行っていた。

同事業では生産工程の監視・可視化ソフトに重点を置いたソリューションを提供している。欧州、アジア、米国の計16カ国に51の事務所を持つ。従業員数は970人。昨年の売上高は1億7,000万ユーロで、そのおよそ40%を自動車産業向けが占めた。主要顧客産業にはこのほか、化学、製薬が含まれる。

ATSは主に消費財、電機、エネルギー、ライフサイエンス、輸送業界向けに事業を展開しており、M+Wから買収する事業は補完性が高い。

M+Wは従業員数が約8,500人で、昨年の売上高は25億6,000万ユーロに上った。