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2014/7/16

企業情報

キオン―欧州で約1億ユーロの設備投資へ―

この記事の要約

フォークリフト世界2位の独キオン(ヴィースバーデン)は9日、欧州での設備投資計画を発表した。投資総額は1億ユーロ弱で、高価格帯製品を手がけるドイツ本国の工場を近代化するほか、低価格帯製品の生産施設をチェコに新設。欧州市場 […]

フォークリフト世界2位の独キオン(ヴィースバーデン)は9日、欧州での設備投資計画を発表した。投資総額は1億ユーロ弱で、高価格帯製品を手がけるドイツ本国の工場を近代化するほか、低価格帯製品の生産施設をチェコに新設。欧州市場の幅広い需要を取り込み、同市場1位の地位を一段と強化する考えだ。

ドイツでは2021年までに8,300万ユーロを投資する。対象となるのは「リンデ」ブランドの基幹工場であるアシャッフェンブルク(6,000万ユーロ)と「シュティル」ブランドの基幹工場であるハンブルク(2,300万ユーロ)で、投資資金は主に生産工程と社内物流の改善に充てる。

チェコの新工場は同国北西部のピルゼン近郊に設置する。投資額は1,200万ユーロ。10月に着工し、16年初頭から東欧・南欧市場向けの低価格製品を生産していく。